4団体交流研修会
2019年度
活動報告

4団体交流研修会

地域交流研修事業

特定非営利活動法人横浜市精神障害者地域生活支援連合会、川崎市精神障害者地域生活推進連合会、神奈川県精神保健福祉士協会との交流を図り、共同事業の推進に努めた。

今年度は、他関係団体との共催による企画を実施し、団体交流の広がりを得ることができた。

事業内容

『基調講演』
   テーマ 「失敗する権利を認めていますか?」

開催趣旨

私たちが障害のある方を支援していく中で、「自己決定の尊重」や障害者権利条約で謳う「平等の選択の自由をもって地域社会で生活する平等の権利」といったことを意識しながらも、病状の悪化や他者への迷惑を心配したりして選択を制限や誘導しているということはありませんか。また法律、制度の中で施設や事業を運営、運用する中で、ルールを増やしていってしまい、利用者さん、患者さんの失敗する権利を奪ってしまっていることはありませんか。

今回は権利条約の趣旨を確認しながら、それぞれの現場で「失敗する権利」をどう受け止め、リスクとの間で葛藤しながら、(保証して行うこと)どのように取り組んでいるのか、鈴木先生、4人の実践報告者に語っていただきます。

開催内容

事業名 テーマ 「失敗する権利を認めていますか?」
開催日時 2020年2月22日(土) 13:00~16:30
会場 『藤沢商工会館ミナパーク』
6階多目的ホール1 藤沢市藤沢607-1
(☎0466-29-3789)
主催
  • 神奈川県精神障害者地域生活支援四団体交流研修会実行委員会
    • 川崎市精神障害者地域生活推進連合会
    • (NPO)横浜市精神障害者地域生活支援連合会
    • (NPO)神奈川県精神障害者地域生活支援団体連合会
    • 神奈川県精神保健福祉士協会
参加者 52名(主催団体事業所職員・関係者)
内容

■『基調講演』
テーマ 「失敗する権利を認めていますか?」

講師:鈴木 敏彦 氏
(和泉短期大学教授)

■ 『実践報告会』
テーマ 「失敗する権利を認めていますか?」

  • *コメンテーター*

    鈴木 敏彦 氏

  • *報告者*
    • 小林 朋未氏
      ( 仕事処アニミ/地域活動支援センター/横浜市)
    • 木村 慎 氏
      (同愛会/施設入所・共同生活援助・生活介護(主に知的)/横浜市)
    • 髙松 信 氏
      (生活支援ステーションあんど/生活訓練(訪問型)/川崎市)
    • 山田 千尋 氏
      (みらい伊勢原/グループホーム/伊勢原市)

■『グループ交流』

四団体交流研修会実行委員会議開催

日時 会場 内容 主席数
第1回 7月3p日(火)
19:00~21:00
横浜市精連会議室
  • 交流研修会企画検討
6
第2回 8月28日(水)
19:00~21:00
横浜市精連会議室
  • 交流研修会企画検討
7
第3回 12月14日(水)
19:00~21:00
横浜市精連会議室
  • 交流研修会企画内容打合せ
6
第4回 1月29日(火)
19:00~20:30
横浜市精連会議室
  • 交流研修会細部打合せ
  • 実践報告者と顔合わせ
  • 当日タイムスケジュール等
8
シンポジウム 2020年
22日(土)
13:00~16:30
「ミナパーク」
多目的ホール1
藤沢市藤沢607-1
  • 開催前打合せ
  • 会場設営
  • 資料準備等 片づけ
6
第5回 (コロナ
ウイルス
感染防止
のため
延期期日
未定)
横浜市精連事務局
  • 交流研修会反省会
  • 次年度交流研修会について
-

会計報告

収入の部

項目 執行額 備考
団体負担金 136,600
  • 県精連負担金  =54,780
  • 横浜市精連負担金=60,048
  • 川崎市精連負担金=21,772
合計 136,600

支出の部

項目 執行額 備考
講師・シンポジスト謝礼 77,959 講師料7万円(5名分) 税分7,959円
会場費 39,490 機材借用含み
資料印刷費 10,200 資料印刷代,(当日コピー代含
資料紙代 1,054
お弁当、お茶代 9,947
予備費 900 除菌ウエットティッシュ・駐車料金
合計 136,600

総括と提言

4団体代表者会議を7月に開催し、昨年度と同じ3団体代表と神奈川県精神福祉士協会との共催で、4団体交流研修会を企画した。過去5年間、障害者総合支援法の中で、「これでいいのか?シリーズ」で、サブテーマ「失敗する権利をみとめていますか?」にして、障害者権利条約の条文の中にあり「失敗する権利」を支援の中でどのように認めているかについて、鈴木先生にどんな視点で支援をしていくかわかりやすくお話しをいただき、4団体から実践報告者からは、日頃の現場の取組みの中から、「失敗」をどう捉えて支援をして行くか報告いただき、その後のグループ交流会で色々な立場からの意見交換が出来たことが、アンケートも伺えていた。今後もこのように、4団体交流研修の場を企画して行きたい。

(実行委員長:戸髙)