4団体交流研修会
平成27年度
活動報告

4団体交流研修会

地域交流研修事業

特定非営利活動法人横浜市精神障害者地域生活支援連合会、川崎市精神障害者地域生活推進連合会、神奈川県精神保健福祉士協会との交流を図り、共同事業の推進に努めた。 今年度は、他関係団体との共催による企画を実施し、団体交流の広がりを得ることができた。

事業内容
 シンポジウム 「これでいいのか?グループホーム」開催

開催趣旨

神奈川県では、国のグループホーム制度に先駆けて、1990年「神奈川県精神障害者生活ホーム補助金制度」が施行され、精神科病院からの退院・親亡き後・親からの自立等を目的とし、県下に共同生活居住を展開してきました。当初は一つの屋根の下で暮らす形式が主流でしたが、時代とニーズに合わせて、アパート形式(ワンルーム)やサテライト等様々な形態のホームや、居宅介護や訪問看護等の地域生活を支える資源が増え、共同・単身に限らず多様な住まい方を選択出来るようになってきました。しかし、「精神障がい者の住まい⇒まずはグループホームで」といった価値観はいまだ根強く残っております。多様な住まいのあり方の一つとしてグループホームが何を求められているのか、当事者がどこで・誰と・どのような生活を送るのかを選択できる地域であるためにはどうしたら良いのか、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

開催内容

事業名 テーマ「これでいいのか?グループホーム」
開催日時 2016年1月30日(土) 時間13時50分~16時40分
会場 川崎市総合自治会館ホール(1階)  川崎市中原区小杉3-1
主催
  • 神奈川県精神障害者地域生活支援四団体交流研修会実行委員会
    • 川崎市精神障害者地域生活推進連合会
    • (NPO)横浜市精神障害者地域生活支援連合会
    • (NPO)神奈川県精神障害者地域生活支援団体連合会
    • 神奈川県精神保健福祉士協会
参加者 120名(主催団体事業所職員・関係者)
内容

実行委員長挨拶

戸髙洋充(県精連理事長)

総合司会

井藁 元子(川崎市精連事務局長)

『シンポジウム』

  • シンポジスト
    • 川崎市 小川 由起子 氏(精神保健福祉士)
      社会福祉法人 川崎ふれあいの会
      あしびな(グループホーム)世話人
    • 川崎市 当事者の方
      (現在単身生活をしている元グループホーム利用者の方)
    • 藤沢市 樋口 敬子 氏(ホームヘルパー)
      社会福祉法人 藤沢市社会福祉協議会
      在宅福祉サービスセンターホームヘルパー事業管理者
    • 横浜市 増子 徳幸 氏(看護師)
      一般社団法人てとて リンクよこはま訪問看護ステーション
  • コーディネーター

    青柳(横浜市精連理事)、金井 緑(県PSW協会副会長)

会計報告

収入の部

項目 執行額 備考
団体負担金 86,591
  • 県精連負担金  =36,177円
  • 横浜市精連負担金=36,410円
  • 川崎市精連負担金=14,004円
合計 86,591

支出の部

項目 執行額 備考
講師謝礼 50,000 交通費含む
会場費 9,080 会場使用料 機材借用含み
印刷費チラシ 26,500 資料チラシ印刷送料込(横浜市精連)
講師お茶代 1,011
予備費 0
合計 86,591

総括と提言

団体代表者会議を6月に開催し、昨年度同じ3団体代表と神奈川県精神福祉士協会との共催で、4団体交流研修会を企画した。今年度は、昨年同様に障害者総合支援法の見直しを控え、「これでいいのか?グループホーム」をテーマで、居宅介護や訪問看護等の地域生活を支える社会資源や障がい当事者がどんな生活をしたいか、ホームも含め多様な住まい方を考える視点で、シンポジュウムを開催し、多くの参加者とこの研修に先立ち、3団体のホームの会員事業所にアンケート調査をして、テーマの掘り下げを行うことができた。次年度以降も、4団体で現状の課題をテーマで研修企画を検討して行きたいと、反省会で確認された。

(実行委員長:戸髙)