4団体交流研修会
平成28年度
活動報告

4団体交流研修会

地域交流研修事業

特定非営利活動法人横浜市精神障害者地域生活支援連合会、川崎市精神障害者地域生活推進連合会、神奈川県精神保健福祉士協会との交流を図り、共同事業の推進に努めた。

今年度は、他関係団体との共催による企画を実施し、団体交流の広がりを得ることができた。

事業内容
 シンポジウム 「これでいいのか?グループホーム」開催

開催趣旨

相談の歴史は長く、「どのような障害や疾病があっても、個人の尊厳を尊重し、その人らしい選択を通して、自立した生活が送れるよう支える」を基本的理念のもと、医療や福祉、就労等さまざまな場所で多様な内容の相談が行われてきました。

1970年代にアメリカでケアマネジメントの手法が開発され、わが国においても2000年の社会福祉法改正によって相談支援事業が法制化されました。2012年4月には障害福祉サービスを利用する全ての利用者が計画相談の対象となり、昨今では制度としての「相談支援」が着目されています。

本研修では、法整備がなされていく一方で「本当に利用者の声を聴けていますか?」を提起し、学識経験者による問題整理、様々な分野で活躍するシンポジストによる発表、日ごろ支援に携わっている参加者の皆さんとの情報交換・交流を図っていきたいと思います。

いまいちど「相談」という共通テーマを通して、相談とは何かをいっしょにかんがえてみませんか?

開催内容

事業名 テーマ「これでいいのか?相談」~本当に利用者の声を聴けていますか~
開催日時 2017年2月5日(日) 14:00~17:40
会場 ミナパーク(藤沢商工会館)6階多目的ホール  藤沢市藤沢607-1
主催
  • 神奈川県精神障害者地域生活支援四団体交流研修会実行委員会
    • 川崎市精神障害者地域生活推進連合会
    • (NPO)横浜市精神障害者地域生活支援連合会
    • (NPO)神奈川県精神障害者地域生活支援団体連合会
    • 神奈川県精神保健福祉士協会
参加者 50名(主催団体事業所職員・関係者)
内容

司会

金井緑(神奈川県精神保健福祉士協会副会長)

実行委員長挨拶

戸髙洋充(県精連理事長)

『基調講演』テーマ「相談とは」

講師:鈴木敏彦先生(和泉短期大学教授・社会福祉士)

『シンポジウム』 テーマ「これでいいのか?相談~本当に利用者の声を聴けていますか~」

  • コーディネーター

    鈴木敏彦先生(和泉短期大学教授・社会福祉士)

  • シンポジスト
    • 川崎市 喜納 辰洋氏
      (特定非営利活動法人 たかつdeほっと
      地域活動支援センター喫茶ほっと)
    • 藤沢市 橘川 俊之氏
      (社会福祉法人 県央福祉会 かたくりホーム)
    • 横浜市 港 裕樹氏
      (特定非営利活動法人 四季の会
      泉区生活支援センター芽生え)
    • 県精神保健福祉士協会
      金成 透氏
      (医療法人社団 幸悠会 所沢慈光病院)

四団体交流研修会実行委員会議開催

日時 会場 内容 主席数
第1回 7月4日(月)
18:30~21:00
横浜市精連事務局
  • 各団体状況報告
  • 交流研修会企画検討
8
第2回 9月7日(水)
18:30~21:00
横浜市精連事務局
  • 交流研修会企画検討
10
第3回 11月28日(月)
18:30~20:00
横浜市精連事務局
  • 交流研修会企画検討
9
シンポジウム 2017年
2月5日(日)
14:00~17:40
藤沢商工会館
6階多目的ホール
(藤沢市藤沢607-1)
開催前打合せ
会場設営
資料準備等 片づけ
8
第4回 3月24日(金)
18:30~20:00
横浜市精連事務局
  • 交流研修会反省会
  • 次年度交流研修会について
8

会計報告

収入の部

項目 執行額 備考
団体負担金 150,649
  • 県精連負担金  =67,142
  • 横浜市精連負担金=61,686
  • 川崎市精連負担金=21,821
合計 150,649

支出の部

項目 執行額 備考
講師謝礼 77,959 講師3万円・シンポジスト1万×4名 税7959
会場費 969,120 会場使用料 機材借用含み
印刷費チラシ 3,000 資料100冊
講師お茶代 540
予備費 30 コピー代
合計 150,649

総括と提言

団体代表者会議を7月に開催し、昨年度同じ3団体代表と神奈川県精神福祉士協会との共催で、4団体交流研修会を企画した。過去2年間、障害者自立支援法の中で、「これでいいのか?」をテーマで、日中系・居住系と開催して来たので、今年度は「相談」をテーマで、制度の視点だと事業や地域によって状況も異なるので、制度でなく「相談」理念の視点にして「本当に利用者の声を聴いていますか」サブタイトルした。そもそも相談とは何かを、鈴木敏彦先生に基調講演をして頂き、各事業別からシンポジストに報告してもらいグループ交流会で意見交換をした。前年度の研修で参加者と意見交換会をという意見が多かったので、今回、参加者の意見交換会を実施し、意識決定支援など相談という切り口で色々意見交換が出来たと評価を受けた。次年度も、4団体で現状の課題をテーマで企画を検討して行きたいと、反省会で確認された。

(実行委員長:戸髙)