4団体交流研修会
平成30年度
活動報告

4団体交流研修会

地域交流研修事業

特定非営利活動法人横浜市精神障害者地域生活支援連合会、川崎市精神障害者地域生活推進連合会、神奈川県精神保健福祉士協会との交流を図り、共同事業の推進に努めた。

今年度は、他関係団体との共催による企画を実施し、団体交流の広がりを得ることができた。

事業内容

シンポジウム
「これでいいのか?支援法~その人の生活に合わせていますか?~」

開催趣旨

平成18年4月に障害者自立支援法が施行され、平成25年4月からは障害者総合支援法に移行されました。そもそも難病を含めた三障害の程度を数値化することや、元々の専門外の対象者への対応の難しさ、地域ごとの運用の違い、事業ごとの支援内容の範囲など、様々な問題点、利用のしづらさが取りざたされています。

その中で支援が制度の枠に当てはめるだけになっていませんか?その人の生活にあわせた支援を行えていますか?

今回はこうした制度のもと、どのようにしていかれればその人の生活にあわせた支援が出来るのか、様々な分野の事業所の方に実践報告して頂きます。是非「これでいいのか?」と考える機会にしましょう。

開催内容

事業名 テーマ 「これでいいのか?支援法~その人の生活に合わせていますか?~」
開催日時 2018年12月8日(土) 13:00~16:30
会場 『サンピアンかわさき』第3会議室/川崎市川崎区富士見2-5-2
主催
  • 神奈川県精神障害者地域生活支援四団体交流研修会実行委員会
    • 川崎市精神障害者地域生活推進連合会
    • (NPO)横浜市精神障害者地域生活支援連合会
    • (NPO)神奈川県精神障害者地域生活支援団体連合会
    • 神奈川県精神保健福祉士協会
参加者 47名(主催団体事業所職員・関係者)
内容

総合司会

渡辺

■『基調講演』
テーマ 「これでいいのか?支援法
~その人の生活に合わせていますか?~」

講師:行實 志都子 氏
(神奈川県立保健福祉大学准教授)

■『実践報告会』
テーマ 「これでいいのか?支援法
~その人の生活に合わせていますか?~」

  • *コメンテーター*

    行實 志都子 氏

  • *報告者*
    • 田島 よし乃 氏
      (かわさき@job/就労移行支援事業所/川崎市)
    • 長坂 知樹 氏
      (かほんの丘/グループホーム/鎌倉市)
    • 小泉 あき子 氏
      (ステップ四季/就労継続支援B型事業所/横浜市)

■『グループ交流』

四団体交流研修会実行委員会議開催

日時 会場 内容 主席数
第1回 7月3日(火)
18:30~21:00
横浜市精連事務局
  • 各団体状況報告
  • 交流研修会企画検討
5
第2回 9月4日(火)
18:30~21:00
横浜市精連事務局
  • 交流研修会企画検討
7
第3回 10月9日(火)
19:00~20:30
横浜市精連事務局
  • 交流研修会企画検討
6
第4回 11月16日(金)
19:00~20:30
横浜市精連事務局
  • 交流研修会細部打合せ
  • 実践報告者と顔合わせ
  • 当日タイムスケジュール等
8
シンポジウム 12月8日(土)
13:00~16:30
「サンピアンかわさき第3会議」川崎市川崎区富士見町2-5-2
  • 開催前打合せ
  • 会場設営
  • 資料準備等 片づけ
6
第5回 2019年
3月4日(火)
18:30~20:00
横浜市精連事務局
  • 交流研修会反省会
  • 次年度交流研修会について
5

会計報告

収入の部

項目 執行額 備考
団体負担金 109,528
  • 県精連負担金  =45,756
  • 横浜市精連負担金=48,902
  • 川崎市精連負担金=14,871
合計 109,528

支出の部

項目 執行額 備考
講師謝礼 66,823 講師料6万円(4名分) 税分6,823円
会場費 22,800 機材借用含み
資料印刷費 10,200 資料印刷代,(当日コピー代含
お弁当、お茶代 9,705 講師お茶代560 お弁当、お茶代9,145
予備費 0
合計 109,528

総括と提言

団体代表者会議を7月に開催し、昨年度と同じ3団体代表と神奈川県精神福祉士協会との共催で、4団体交流研修会を企画した。過去4年間、障害者総合支援法の中で、「これでいいのか?」をテーマで、    日中系・居住系・相談と開催して来たが、改めて支援法自体が精神障がいの支援にとってどうなのか、利用者の生活にあわせた支援が出来ているのかを考えようと、今年度は「これでいいのか?支援法」をテーマに企画した。基調講演で行實志都子先生にソーシャルワークの視点から語って頂き、実践報告会で、移行、ホーム、B型の各現場から日頃の支援について報告していただき、後半グループ交流会の中で参加者の皆さんで意見交換会を行った。アンケートでは、概ね良かった意見が8割あり、次年度以降も「これでいいのか?」シリーズの意見も出ており、4団体で現状の課題をテーマで企画を検討して行きたいと、反省会で確認された。

(実行委員長:戸髙)