県精連地域活動支援センター部会研修会
「当事者の生活を支える地域の福祉と精神科医療の連携
~地域から入院、そして入院から地域へ~」

県精連地域活動支援センター部会
アンケート報告

今回の研修に参加された感想をお聞かせください。

テーマについて

  • わかりやすかったです。
    一人の方が徐々に変わっていくこと、前向きになっていくところのケースを聞くことができて、自分もとてもうれしくなりました。HP側からお話を聞くことができたこともよかったです。HPやデイケアのPSWさんや訪看さんとはご本人のご様子や状態、事業所としてどう対応したらよいか等で、よくご連絡させていただきます。とても大切なことなんだと改めて感じました。
  • 「一緒に考える仲間」でいることの大切さを痛感しました。
    相手の考えていることを一緒に添える職員でいることの大切さ、再確認です。
  • とても分かりやすい話、テーマでした。自分たちの事業所に通所しているメンバーの話を思い起こしながら聞くこともでき、勉強になりました。
    連携するということは、そこに壁があるということ、と話されたこと、また、だからこそ一つのチームと思って動くと話されたことが印象的でした。
  • 日頃支援する中で、困りごとがあると勝手に独りで解決しなくては…と思ってしまうことがあり、常に連携をとる必要性を感じています。
    「一緒に考える仲間」ときいて、共同作業をしながら支援を継続していけたら…と感じることができました。ありがとうございました。
  • 関係機関との連携の大切さの再確認ができました。
  • 17年ものかかわりの中で少しずつご本人の変化など、時系列を含めて、とても分かりやすかったです。
    同時に、本当に長い期間を要することに、あらためて驚きのようなものも感じました。逆に、時間経過とともに、人とのかかわりが増えて、一人の方の人生が動き始めたことに感銘を受けました。
  • 病院からの地域への働きかけを今日の研修で伺えてよかった。
  • 地域の中での役割、明確にすべきところが分かった。
  • 長期入院からの地域移行について、焦らず、ご本人のために、じっくり受け入れる体制が大切だと、より強く感じました。
  • 地域福祉と比べて医療の現場についてはこれまでお話を伺う機会が少なかったので、病院における支援を具体的に事例を通して知ることができてよかったです。
  • フォーマル・インフォーマルな資源と出会い、世界が広がっていく頃が地域生活の強みで、現在かかわりを持っている利用者さんが良いことも悪いことも含めて、地域で生活しているからこそ、経験して選択ができているんだと改めて感じました。
    利用者さんによっていろいろな顔を持っているので、一緒に考える仲間がいることで、その人物像が明確になってきて、その人に合ったかかわりが持てることが、チームで支援をしていく強みだと感じました。
  • 現状と実践を知ることができ、とてもよい研修でした。
    病院と福祉が一緒に考える、とても理想的なケースだと思います。もっと多くの方が医療と福祉でつながることができれば、入院患者を減らすことができると思います。
    当事者のために頑張っていきましょう。
  • 中野先生の「一緒に考える仲間」という言葉に、こんな気持ちで支援に取り組めたらすごく良いだろうな…と思いました。 
    私にとってワーカーさんはまだ遠い存在で、顔すら知らないことも多く、私のそんな壁がご本人の生活にも壁を作ってしまっている気がしました。どうしたらご本人をっさえてくれる「仲間」が集まってくれるのか、今後の自分の大きな課題になりそうです。
  • 興味深いテーマで参加を決めました。
    Dr.の口説き方、とても参考になりました。
  • 事例)これだけの入退院を長く続けていた方が、今の状況まできていること。このキーワードをもう少し聞きたい気がしました。この成功例(?)はすごいと思う。
  • 個々の役割(家族を含めた)また、だれがその役割をしたほうがスムーズなのか、考えたうえですすめていきたい。
    家族や地域が見切れないか、はっきり伝えることも大切…そうだよな!っておもいました。
  • 長期入院の現実を改めて考えさせられました。ご本人の希望もあるが、受け入れ(退院)の側のサービスや施設の問題も大きくて、こんなに長期の方がいるのかと、少し重い気持ちになりました。こんなに時間がかかってしまう!!確実に自分を取り戻れるはずなのに。
    何が?どうすれば地域で暮らせるのか?考えてしまします。中野さんのようなワーカさんばかりだと良いんですが…。(当事者の情報の少ないワーカーさんが時々…)
  • 一つの事例で立場を変えての企画、ありそうでなかったように思います。聴いている私は、じっくりと想像し考える良い時間でした。お三人じょ互いの信頼、役割、つながり方がよく見えて、当事者の気持ちをも想像できました。
  • 病院側から見た地域について初めて話を伺いました。病院と地域では少し壁が生じていて、連携ということを考えていたけれど、一人のクライエントからすれば、病院も地域もその方にとっては同じ支援者であることを忘れてはならないということを、自分なりに考えることができました。
  • 病院実習でも触れたテーマだったが、医療と地域との連携といっても具体的には難しいと感じる。支援者は地域で生活できるようにしなくてはいけない。
    事例を交えたものはわかりやすかったです。
    長期入院の方はとても多くいたので、受け身の生活ではなく、退院できるようにするということを学んだ。

支援にかかわった関係機関の意見交換について

  • HPからSOSサインや発作(症状)時の対応の仕方を教えてもらっておくというのは事業所で支援していく中でとても大切だと思いました。
  • 職員の考えをまとめておくことの大切さを感じました。
  • かかわった関係機関が本当に一つのチームとして動いていた。現在も進行中で動いている、と感じました。
  • 中野さんの話から、相談室、グループホーム職員の支援の経過を支援者それぞれが必要なアセスメントは計画をしていたことが結果につながっている。自身の今後に活かしたいです。
  • かかわる支援者の対応の遅さも社会的入院の原因の一つではないかなという村田さんのお話が、とても印象的でした。初めてきいた言葉だったので。
  • 支援者側からの目線のお話を伺うことができて、事例についてより広く理解できました。
  • ・チームで支援する意義を感じました。
    ・各機関ごとの見解が聞けて、より具体的に支援のイメージが持てました。
  • 村田さんのアセスメント力、勉強になりました。
    ケースを多く抱えているにも関わらず、一人のケースに時間をかけられないことも課題だと考えます。相談支援事業所とGHの横の関係がとても良好で見習いたいと思います。
  • どの様にかかわったのか、場面が浮かぶくらい具体的に話してくださったのが良かったです。携わった人たちが心は熱いのに、評価をし、どのような支援をするのか考える目は冷静なことに、すごいと思いました。
  • 事前のアセスメント、評価は大切だよなぁと、自身の事例と重ねて再認識できました。
  • 私は知っている範囲には限りますが、小田原の医療機関(大きなところ)では、本日の話に出たような考え方「一緒に考える仲間」といった感じはない。「システム」も「捉え方」も小田原はまだまだであると感じました。
  • 支援のスピード。本人とのタイミングの大切さ。
  • 地域で支援する中で、それぞれがご本人に対して、たくさんの情報を持っていることの大切さ、きちんと本人のことをとらえていることが今後のこれからの支援に大いに役立つ、その為の連携の成果に積み重なるんだと思いました。
    支援者側の思いの一致が大切の言葉は参考になりました。
  • 村田さんの当事者主体への謙虚なスタンスと反省点、私もこの例を忘れないと思いました。お三人のいい感じで力の抜けてる感じ、良いです。私もそうありたいと思い、仕事への思いが膨らみます。
  • 誰か一人の支援者だけがやろうとしても成り立たないということを知りました。それぞれがアセスメントをしっかりしていて、支援者側の思いが一致していなければ、Aさんのストレングスも、ストレングスとしてとらえることができないのだと思いました。
  • 各専門職ならではの視点での意見が聞けた。病院と地域ではうまくかかわるのが難しい。関わりのタイミングが重要だということを学んだ。
    医療職との関りは病院で働くPSWにとって大変だと聞いたことがある。多職種での関りも大切なことだと知ることができた。

さらに理解を深めたいことなどについて

  • デイケアと事業所の併用の仕方、意味、デイ→事業所移行は結局のところ本人の希望なのでしょうか。
    事例検討会、事例は勉強になります。
  • 職員の許容量を深められるスキル。
  • 退院後デイケア利用を希望しているが、入院中のデイケア利用ができないケースがあり、困っている
  • それぞれの立場での役割分担が、どのようにして形成されていくのか、詳しく考えていきたいと思えました。
  • 実習をする中で疑問に思うことは沢山あった。そのことを自分で考えてから職員の方に聞くようにはしている。将来働く前に知識を増やし、この研修もよく頭に入れて、各専門機関の視点について理解を深めたいと思えた。

その他、ご自由にどうぞ

  • 「見立て」「支援観」「擦り合わせる」が印象に残りました。そのためには支援者同士が良い関係を作っていくことが大切なのだと感じました。
    顔の見える関係→腹の見える関係は本当にそうだなと思いました。
  • メンバーが「入院しないで地域で生活したい」と思って通所してきていることはとても大事で、大きな根本であることを再確認しました。
    (そこから可能性は膨らんでいくことも併せて)
  • 全体を通して「退院促進」や「地域移行」というものの実際の姿を理解できる機会となりました。普段の利用者支援では、私自身の医療の連携の機会があまりなく、今後、支援者としての幅を広げるために、今日の公演を役立てていきたいです。
  • 医療と福祉、まだ隔たりがあると思います。まずは連携をしっかりとれてから、一緒に考える仲間になれるように互いに努力していきたいと思います。
  • 入所前に‘地域の生活イメージを確認する‘のはあまり行われていないなぁと思ったので、取り入れていきます。(アセスメントではなく…)
  • 次回病院を含めたネットワーク会議時に、けやきの森さんの考え方を提示して、深堀していきたいと思う。まったく深堀りには至らない可能性大ですが…。
  • リアルタイムで退院後GH事業所利用をすすめているケースがあり参考になりました。本人がどんなふうに生活したいかを希望もって生活できる支援ができればと思う。
  • ホームには地活の研修内容が必ず届くとは限らず(当法人は)、今回は山口さんのお声がけで参加できました。
    内容的には十分ホームでも参考になることばかりで、当職員会議での研修報告も楽しみです。
  • 入院中病院の中でご本人のびょうきの 知識をある程度伝えていただけることが地域で受けた時の支援に大きくつながるので、参考になることが多ければ多いほど、地域生活ができやすくなるのではないかと思いました。
    何に困っているのか、心に留めます。良い企画をありがとうございました。
  • 病院実習をしたときに、地域との関りや、関係について、考える機会が少なく、知りたかったことなので、本日研修を受けさせていただき、とても有難く思います。

今後、地域活動支援センター部会で取り上げたいテーマや研修内容、開催方法についてのご要望・ご希望を教えてください。

  • 同じテーマをお願いしたいです。
  • 地活部会役員の皆様、今年度もありがとうございました。
    研修で学んだり、グループワークで交流したりの機会を作っていただいたことが、時には背中を押してくれたり、時には立ち止まることを教えてくれた気がします。
    本当にありがとうございました。
  • 各地活で困っていることなどをテーマに!