部会運営事業
平成27年度
活動報告

部会を開催し、各部会の関係施設、職員等の連携、各事業に即した活動の推進を図るための意見や情報交換及び研修・調査・研究等の活動に対して運営助成を行なった。

地域活動支援センター部会

開催事業

会場 内容 参加数
6 17 県民センター 第一回地活部会役員会
  • 役員顔合わせ 各事業所の紹介及び地域の情報交換
  • 27年度事業計画案検討及び役割分担
  • 部会事業合同開催に向けての調整及び検討
  • 部会協力(研修委員会へ)基礎研修パートⅠ.アドバイザー兼事例提供者の選出
6
7 10 県民センター
  • 研修委員会「基礎研修Ⅰ」の打合せ役員出席
2
7 23 県民センター 第二回地活部会役員会
  • 地活部会主催事業の企画検討
6
8 31 県民センター 地活部会主催 情報交換会
テーマ「伝えよう!地域活動支援センターだからできること」
  • グループワークで地活の支援の現状を可視化しデータをまとめる。
  • アンケート実施
22
10 5 県民センター 第三回地活部会役員会
  • 次回部会事業の企画、検討
6
1 15 藤沢商工会館
ミナパーク
地活部会主催 情報交換会
テーマ「伝えよう!地域活動支援センターだからできることパートⅡ」
  • 事例発表から、グループワークを行う。
コーディネーター:戸高氏
事例発表者:アトリエ夢喰虫 磯野氏、
F(エフ)牧野氏、麦の穂 曲本氏
  • 当日アンケート実施
  • グループワークの内容のとりまとめ
    (部会役員)
24
3 11 県民センター 第四回地活部会役員会
  • 平成27年度事業報告及び会計報告
  • 今年度のアンケートやグループワークの記録から、要望内容についての検討
  • 来年度の事業計画ほか
5

会計報告

収入

項目 予算額 決算額 備考
部会活動費 60,000 60,000
他収入 0 7 利息(2015/8/22、2016/3/20)
合計 60,000 60,007

支出

項目 予算額 決算額 備考
謝礼 30,000 20,000 発表者等4名分
会場費 10,000 25,492 研修会開催 会場費
会費儀 5,000 400 会議茶代
役員活動費 15,000 13,794 役員活動手当
@363*延べ38人分
小計 60,000 59,686
県精連へ返還 0 321 利息7円含む
合計 60,007

総括

平成27年度の地域活動支援センター部会は、新しい役員を広く各ブロックからご協力いただき、顔合わせと各地域の情報交換からスタートしました。前年度から継続して会員アンケートの意見や要望を取り入れ「話せる場」と会員同士の連携をめざし、事業を企画検討いたしました。

上半期には、研修委員会主催である「基礎研修Ⅰ」で地活部会役員が出向き事例提供しグループワークに参加しました。地活での事例を提供することで事業の役割や地域での多職種連携が当事者の暮らしやすい生活を実現し、地域での連携と専門的な支援が求められている現状を確認しました。

また、8月には「伝えよう!地域活動支援センターだからできること」をテーマにグループワークを行いました。各地域の地活の情報や現在行っている支援を話すだけではなく、各グループワークで模造紙を使用し、キーワードを付箋に起こして可視化しました。話された内容である付箋のメモから「日々の支援」や地活のおかれている現状、また地域ニーズ等を更にカテゴリー分けしてデータ化しました。データをみると当事者を中心とした地域や生活圏はもちろんのこと、医療や教育、高齢化への対応等、広く深く当事者に寄り添い、支援者が築く当事者との信頼関係は正に専門性を必要とし、包括的、継続的に支援する体制が見えてきました。

下半期は、「伝えよう!地域活動支援センターだからできること partⅡ」として1部事例発表から2部グループワークを行い、語り合うのみではなく、内容の記録を行いました。これらの記録を丁寧に取りまとめると、改めて地域での取組みの特徴や市町村格差、抱える課題等が見えてきました。これらを重要な会員の皆様の声として次年度への要望に活かしたいと考えます。

役員一丸となって「真の繋がり」を構築すべく取り組んだ2015年度地活部会。皆様の多大なるご協力に感謝しつつ、総括とさせていただきます。

(地域活動支援センター 部会長
 山口明美)

ホーム部会

開催事業

会場 内容 参加数
4 16 県民センター 今年度役員体制・今年度事業計画について 10
5 22 各ホームの課題共有とグループディスカッション 12
6 25 ホーム部会における要望項目の検討 15
9 10 総合防災
センター
ホーム部会における要望項目の検討 11
10 8 県民センター 防災対策の情報共有・情報交換会 11
11 11 県民センター 成年後見制度について 10
12 17 西区
はーとの会
「施設見学会」高齢化対応精神障がい者GH おきな草・福寿草 16
2 12 湘南国際村 各ホームの情報交換会 12
3 24 県民サポート
センター
今年度事業総括・次年度への提言・
神奈川県精神保健福祉センターより調査報告
6

会計報告

収入

項目 予算額 決算額 備考
部会活動費 60,000 60,000 県精連より
他収入 0 7 横浜銀行より
合計 60,000 60,007

支出

項目 予算額 決算額 備考
会議室使用料 4,000 3,600 県民センター等
会議室使用料
講師謝礼 50,000 2,800 学習会講師謝礼
印刷料 5,5000 0 学習会資料印刷代
雑費 500 0 講師飲み物代
小計 60,000 6,400
県精連へ返還 0 53,607 利息7円含む
合計 60,000 60,007

総括

今年度のホーム部会では、開催回数を昨年度の隔月から毎月開催すよう変更した。

開催内容としては年度当初は役員体制の確認や事業内容の確認を行い、次月には顔合わせを兼ねたグループディスカッションを行った。1人職場であるホームの課題共有を狙いとし、参加者が他のホーム職員の考えを取り入れることや、ホームの課題を打ち明けるなど横のつながりを再確認できたのではないかと思う。6月には要望調査委員へあげるホームからの要望項目を考え、 9月には防災に関する施設見学として、厚木市にある神奈川県の総合防災センターへ行った。翌月には防災に対する課題共有や各ホームがどのような防災に対する取り組みを行っているか話し合い、11月には学習会として神奈川県社会福祉協議会が実施している、かながわ成年後見推進センターへ成年後見制度についての出張説明会を行っていただいた。年末12月には横浜市の保土ヶ谷区にある高齢精神障がい者対応のグループホーム「おきな草・福寿草」へ施設見学に行った。

2月には一泊研修会の交流会後にホーム職員で集まり、さまざまな情報交換などを行った。

3月には前年度神奈川県精神保健福祉センターが行った「入院中の精神障がい者の地域生活への移行を促進するための調査」の調査研究報告を調査・社会復帰課の主査と専門福祉司の方へ来てもらい、その調査報告をしていただいた。その後ホーム部会の事業総括を行った。

このようにホーム部会として今年度は、前年度より部会開催日を増やしたり、情報交換会や施設見学会など、昨年度より事業内容を盛り込んだため、昨年度よりは部会への参加者が増えたが、まだまだ部会全体としての底上げが足りない部分もあると感じられるので、これからも部会全体の底上げや、適宜必要なニーズを反映させた部会運営を実施できればと思います。

(ホーム部会 部会長 横田寿史)

相談支援部会

開催事業(部会)

会場 内容 参加数
6 17 ほっとステーション平塚 情報交換・計画相談について 11
9 28 ほっとステーション平塚 情報交換・フリースペースについて 12
12 16 ほっとステーション平塚 情報交換・自立支援協議会について 9
3 16 ほっとステーション平塚 情報交換
  • 地域移行、地域定着について
  • アセスメントシートや他機関との情報共有の方法について
  • 次年度の活動について
7

会計報告

収入

項目 予算額 決算額 備考
県精連より 60,000 60,000
雑収入 0 1,000
他収入 0 7
合計 60,000 61,007

支出

項目 予算額 決算額 備考
会場費 4,000 4,000
小計 4,000
県精連へ返還 57,007
合計 60,000

総括

平成27年度の相談支援部会は、各事業所が計画相談の業務に追われる中、「精神障がい者の相談支援」について振り返る場として、3ヶ月に一度の部会を開催し、毎回テーマを決め、各地域や事業所の取り組み等について情報交換等を行った。各地域による対応の違いや、参加事業所による取り組み方の違い等を、参加者で共有することにより、各々の業務に生かすきっかけを作れたのではないかと考える。

地域性や事業所の特色は違えど、計画相談を通じた精神障がい者の支援は共通する部分であるため、次年度は情報交換だけではなく、スキルアップ等につながる内容を実施できるよう検討していきたい。

(相談支援部会 部会長 本杉康行)

日中活動支援事業所部会

開催事業・部会開催

会場 内容 参加数
7 7 県民センター 役員会:新年度の役員顔合わせ・体制と活動について協議
第1回部会内容の検討等
4
7 15 県民センター 役員会:体制と活動について協議、情報交換
第1回部会内容の検討等
3
7 29 県民センター 第1回部会:部会開催挨拶・新役員の紹介
「日中活動支援の今後の在り方」
話題提供者:サンライト平塚 武藤氏
大根工芸 内藤氏
エアリアル 清水氏
16
9 16 県民センター 役員会:第2回部会内容の検討等 4
12 1 県民センター 第2回部会(研修会)
「株式会社が考える就労支援と福祉サービス」
講師:株式会社メルク・株式会社ウェルビー
14

会計報告

収入

項目 予算額 決算額 備考
部会活動費 60,000 60,000 県精連より
雑収入 0 1,000
利息収入 0 5 横浜銀行より
合計 60,000 61,005

支出

項目 予算額 決算額 備考
印刷費 1,000 0 県民センター等
会議室使用料
講師謝礼 30,000 29,000 学習会講師謝礼
会議費 15,000 3,780 学習会資料印刷代
部会役員活動費 15,000 16,000 講師飲み物代
小計 60,000 48,780
県精連へ返還 12,225 利息5円含む
合計 60,000 61,005

総括

今年度は部会、研修会を2回開催した。部会の構成員は就労移行、就労継続支援B型、生活介護の事業所で成立しており、それぞれのサービス提供の軸となる部分が事業体によって、かなり多岐にわたっていることで部会運営の難しさを今年度も強く感じた1年だった。

事業所のサービス提供の核となる部分が日中活動の居場所機能としての支援を主とされている事業所と所謂、職業準備性の向上や就業のための準備支援に重きを置いて、支援を行っている事業所では必然的にそれぞれの事業所が欲している情報などは違いが出てくる。

平成18年に障害者自立支援法(現障害者総合支援法)が施行されてから、10年が経ち、様々な社会資源ができたことによって、障がいのある方達への支援は、その領域ごとに専門化(分業化)され、個々の事業所が、一人の方を支えていくうえで他の社会資源との連携は必要不可欠であり、日中活動支援もその例外では無いと考えている。

日中活動支援という多分に多様な支援は、個々一人一人の利用者のニーズに応じて行われるべきものだが、良質な支援を担保していくためには、かかわる支援機関が常に自己研鑽、自己検証を行っていく手段が必要だと痛切に感じている。今年度部会活動がその役割を担えなかった反省を自戒として、次年度の課題としたい。

(県精連日中活動支援部会部会長
 船山 敏一)