要望調査委員会
平成29年度
活動報告

今年度は神奈川県への要望活動、市町村補助調査事業を合わせて委員会活動を行った。

神奈川県への要望書では特に①精神科病棟転換型居住系施設の設置の見合わせ継続②グループホームへの運営費補助事業の継続について③精神障がい者の交通運賃割引制度についての3点に重点を置いた。これらは継続して要望していくことの大切さを考えた内容であった。また、そのほかの「事業に対する支援」、「精神障がいの方々の支援」、「災害対策」、「県から国への働きかけ」についても具体的な要望になるように委員会内でも検討した。各部会にもご協力いただき、より具体的な内容を提出することができた

市町村補助事業調査では、例年通りの内容を基に、項目整理を行い政令市も含め県内33市町村からご回答をいただきとりまとめを行うことができた。

要望調査委員会

事業内容

  • 2018年度精神障がい者支援及び福祉財政施策に関する要望書作成及び提出
  • 2017年度神奈川県精神保健福祉に関する市町村補助事業調査。
    • 調査期間:11月8日~12月12日
    • 回収率100%(33市町村)

委員会開催及び活動

月 日 項目 場所 内容 参加人数
6/9
(火)
第1回委員会 県民センター 自己紹介・役員決め・年間計画確認 7
7/11
(火)
第2回委員会 県民センター 要望項目確認・担当者振り分け 7
8/12
(水)
自由民主党
神奈川県
議会議員団
ヒヤリング
神奈川県
庁新庁舎
平成30年度予算要望ヒヤリング 3
7/28
(金)
第3回委員会 県民センター 要望内容確認・担当者振り分け 5
8/1
(水)
公明党
ヒヤリング
県民センター 平成30年度予算要望ヒヤリング 2
8/21
(月)
第4回委員会 産業振興
センター
要望内容とりまとめ・ヒヤリング報告 8
9/15
(金)
第5回委員会 県民センター 要望項目確認及び内容とりまとめ 9
9/26
(火)
要望書提出 県民センター 2018年度要望書提出 1
10/26
(木)
第6回委員会 神奈川県庁 県障害福祉課より要望書回答・補助事業について 7
12/12
(火)
第7回委員会 県民センター 市町村補助事業調査:役割分担 7
2/22
(月)
第8回委員会 県民センター 市町村補助事業集計及び今年度のまとめ 7

会計報告

収入の部

項目 予算額 決算額 備考
県精連事業費 350,000 350,000
委員活動費 80,000 80,000 委員活動費
(委員行動費
@1,000円)
事業活動費 27,000 270,000
利息 0 2
合計 350,000 350,002

支出の部

項目 予算額 決算額 備考
委員活動費 80,000 63,000 委員活動費・
市町村補助事業調査費
事業費 270,000 134,932
会議費 5,000 7,500 会議室使用料
印刷製本 250,000 127,000 市町村補助事業調査報告書印刷丁合等
雑費 5,000 432 振込代・備品購入
小計 350,000 197,932
県精連へ返還 152,070
合計 350,000 350,002

総括

今年度は委員改選の年であったことから、初めて要望委員になった人も多く、まずは要望項目の内容、勉強から始まった。第1回の委員会も例年より遅くなってしまい、前半は毎月のように委員会を行い、要望書提出に至った。後半の市町村補助事業調査に関しても調査項目や入力方法など確認してからの作業になった。私自身も初めての委員長ということもあり、委員の皆さんに助けていただきながら何とか一年を終えたような気がする。

また、要望調査委員会を通して改めて精神疾患を抱えながら生活をする当事者の方々の取り巻く環境の多くの課題が私なりに大きな視野の中で浮き出されてきたのも実感でき、勉強することができた一年でもあった。

今年度の活動を通して当事者の方々が地域で生活するうえでまだ解決されていない様々な課題を挙げ、繋げ続けていくことが重要であると思っている。

(要望調査委員長 羽根 由起江)